戦後の教育はGHQ主導の下、日本人がアメリカに二度と牙を向ける事がないよう、当時精神的支柱とされていた武士道をすべて排除、戦うことは悪とする思想を徹底的に叩き込まれてしまいます。
戦争をしない、させない平和主義は素晴らしい考えなのですが、今の日本、何かが違ってしまったのです。何かがおかしいのです。日本国憲法の前文に『平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼し・・・』というのがあります。要するに日本は諸外国にお伺いを立てなければ何もしてはいけませんと書いてあるわけです。
誰しもが、戦争ほど悲惨で残酷なものはない、平和は人類の希望だと言う。はたしてそうなのか?それではなぜ先の大戦で戦勝国は責任を問われないのか?
誰しもが、核ほど恐ろしいものはない、核廃絶は人類の希望だと言う。はたしてそうなのか?それではなぜ常任理事国は核を持っている?
少なくとも戦勝国にもそれ相応の戦争責任を取ってもらわなければ戦争はなくならない。それどころか勝てばすべて正義、しかも戦後体制を自由自在に操ることができる、そう思った時点で、今度は勝つぞ!と各国で報復の連鎖が起きるだろう。今からでも遅くはない、アメリカは戦争の責任をきっちり取り、世界の警察と自負するならば、自ら模範を示して行動してほしい。
オバマ大統領は核削減を提唱しノーベル平和賞をとったが、それってどういうことなのか?1個持つも、100個持つも同じなのだから、核のすべてを無くさなければ意味がないことぐらい誰でもわかることなのに。常任理事国の利害関係を見ればそんなことできる訳がない。それどころかアメリカ自身、核廃絶の意思なんてさらさらない。
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